工学部

21世紀をより豊かな社会にする

 九州大学で12学科を有する最も規模の大きい学部で,世界的に活躍している教員陣容と最先端研究設備を持つ学部としてますます発展しています。卒業生は,大学,企業,官公庁など幅広い分野で活躍しています。工学部の最も重要な理念は「人類社会の持続的発展に貢献する技術者・研究者を育てる」ことです。科学・技術は人類に便利さをもたらす反面,現在地球規模の環境・エネルギー危機をもたらすという負の遺産も生み出しております。従って,工学に携わる者は21世紀をより豊かな社会にするために科学技術の面から人類の諸問題に貢献することが使命となります。
 工学は,数学や自然科学を基礎として,人間社会をいろいろな角度から支える学問体系です。技術者にはそれぞれの分野の専門知識とともに,技術者としての倫理観,人間社会に対する深い認識と理解,環境や人間に対する幅広い教養が求められます。また国際社会における文化の多様性も認識し,異文化に対して自国の文化に対すると同様に理解し尊重することが必要です。