歯学部

豊かな教養と高度な専門的知識・技能を備えた人材を育てる

 みなさんは,歯医者さんにかかったことはありますか。優しく接してくれて,「この先生なら信頼できるし,また来よう。」と思いましたか。豊かな教養と高度な専門的知識や技能を備え,そしてあたたかい心を持った,患者さんから信頼される歯科医師を育てたいとわたしたちは思っています。
 我が国の歯科界をリードする教授陣がわかりやすい授業を行います。Web学習システムを用いたe-leaningも積極的に導入しており,自宅での予習や復習もできます。自分たちで考え,チームワークで解決する課題解決型・探求型授業もあります。技能を磨くため,熱いスタッフ陣が厳しくそして優しく模型実習指導をします。そして共用試験に合格すると,「スチューデント デンティスト」として認定され,いよいよ患者さんを前にした診療参加型臨床実習の開始です。白衣に袖を通し,診療室に初めて出た時の感動は一生忘れられないでしょう。学部教育の締めくくりは歯科医師国家試験です。九州大学歯学部では,国試対策のための相談窓口(教員)の設置など支援体制を整えており,毎年高い合格率をあげています。

国際交流,そして世界で通用する研究者を育てる

 現在,海外から約30名の留学生が歯学部や歯学府(大学院)で学んでいます。韓国の釜山大学歯学部とは学部学生の相互交流を行っています。
 平成18年度より1年間の卒後研修医制度が法制化され,ほとんどの卒業生が研修医に進みます。研修終了後は是非大学院に進んで欲しいと思います。大学院では,研究に没頭し,国際学会で発表したり,英語の論文を仕上げたりします。研究成果が認められると留学するチャンスも大きく広がります。歯学研究院における「口腔から全身の健康へ貢献する(Overall Well-being through Oral Health)」を理念とした口腔生命科学研究は,世界をリードしています。また,大学院には,歯科臨床における高度の専門的能力を有する職業人を育成するコースも設置されています。