経済学部

創造的な問題解決能力を持ち得る人材を養成

 本学部は,わが国でも有数の長い伝統を持ち,1924(大正13)年に設置された九州帝国大学法文学部経済科を前身とし,1949(昭和24)年に経済学部として設置されました。その後,経営学科(1965年),経済工学科(1977年)が新設され,特に経済工学科は,工学的手法,数理的手法をつかった新たな経済学の学問分野の発展に対応して設立されたもので,全国でもユニークな学科として知られています。2000年の大学院重点化によって,情報処理教育をはじめ,学部教育もさらに充実したものになっています。また,学部は経済・経営学科と経済工学科の2学科に再編されました。それに伴い,授業科目の現代化,履修の弾力化,中クラス化などを行いました。
 また2018年には,経済学分野の高い専門性を備えたグローバル人材育成を目指す学部国際コース「グローバル・ディプロマプログラム(GProE)」が,開設されました。国際コースへの選抜は,1年次後期に行い,2年次から履修が始まります。さらに同年,人文・社会科学分野の広範な知見を備えた人材を育成するため,文学部・教育学部・法学部・経済学部が協同し「人社系副専攻プログラム」がスタートしました。同プログラムには,現代社会を解くテーマ別「横断型プログラム」と他学部の専門領域を深く学ぶ「専門領域型プログラム」とがあります。
 ますます変化の速度を速めつつある現代社会のなかで,経済の動向を的確に把握し,創造的な問題解決能力を持ち得る人材を養成することが目標です。

学部・学府一貫教育プログラム

 本学部3年以上に在籍する者(3年次編入学生を除く。)を対象に募集・選抜された者が本学大学院経済学府修士課程の特別選抜を経て,入学後,在学中に優れた業績を上げたと認められた場合,修士課程を在学期間1年で修了することができます。