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モバっちょ


第313回『ALS(筋萎縮性側索硬化症)と家族の話』
 皆さんこんにちは。

 少し重たい話をします。

 私の祖父は国指定の難病を患っています。その病気は『ALS(筋萎縮性側索硬化症)』と呼ばれ、発見が遅かったのもあり、3年前に持って余命5年だと医師に宣告されました。日本人の10万人に1人が発症するという原因不明の難病なのです。最近では2014年に三浦春馬さんが主演していた「僕のいた時間」でこの病気が取り上げられていました。段々と筋肉が固まっていき、最後は呼吸器を動かすことが出来なくなって死に至るそうです。手から来る人、足から来る人、口から来る人・・・。人によって様々だそうです。

 祖父は現在85歳です。80歳を過ぎたころから、運動能力が落ちたり話すのが困難になってきていました。でも、私の祖父は本当に健康オタクで、毎日散歩に出かけて、筋トレも部屋で行っていました。これは歳のせいなのかなと家族全員がだんだんと話したり、食べにくくする祖父を見ながら思っていました。だんだんと、散歩の距離が短くなり、だんだん話しにくくなっていく祖父の姿を見てただの「老い」であるとおそらく本人も含めて軽く見過ごしてしまっていました。

 そして、祖父は運転をしていたのですが、ある日、交通事故を起こしてしまいました。幸い、相手方にも祖父にも怪我は無かったのですが、その時、祖父が「身体が思ったように反応しない」と初めて打ち明けてくれたのがきっかけで、病院に行き、病気が判明したのでした。この事故がなければ、もっと発見が遅かったかもしれません。

 私は祖父が大好きです。彼は、笑うととても可愛いです。本人に言うとてれるのであまり口にはしません。本当にスポーツマンで、とてもやさしいおじいちゃんでした。たくさんお話もしました。そんな祖父とあと少しでお別れかもしれません。

 今は薬が昔よりも格段に進歩していて、病気の進行を遅くすることが出来るそうです。おかしいなと思ったら、病院に行ってください。少しでも長く大切な人と一緒に過ごすために。