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第186回『冬を感じて』
 暑い日々が続いていますが、みなさん体調は崩していませんか?私は読書が大好きなのですが、暑い日ほど「雪国」(川端康成)のように、冷たい空気が感じられる本を読みます。ここが想像力の働かせどころで「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった…って言っても暑いものは暑い!」なんて思っちゃ負けです(笑)そうそう、脱線しましたが、今日は久々の生物コラム♪この暑い夏に、あえて「冬眠」についてお話ししたいと思います!

 みなさんは「冬眠」する生き物と言えば何を思い浮かべるでしょう。…私は丸くなったリスを思い浮かべます。リスは冬眠する代表的な動物で、哺乳類で恒温動物であるにも関わらず、冬の時期には体温を5度あたりまで下げ、すべての代謝機能を低下させて過ごします。なんと冬眠時のエネルギー消費量は活動時の約5分の1程度だとか!心拍数も呼吸数も著しく低下するので、発見してしまったら「え…これちゃんと生きてる!?」と思ってしまうかもしれません。
 一方、ヘビやカエルなどの爬虫類にも冬眠がある、というのは有名な話ですよね。でもこれら爬虫類の冬眠と、哺乳類の行う冬眠とでは少し意味合いが違うのです。

 哺乳類の行う冬眠は、能動的なもの。別に冬眠しなくたって生きてはいけるのだけれど(恒温動物だから気温に左右されるわけではないので)、食料が少なくて体温維持にエネルギーを使う冬を効率的にやりすごすための、いわばシステムと言えるでしょう。対して爬虫類は変温動物。気温が下がれば体温も下がるので、動きが鈍くなります。自然界において動きが鈍くなる=死を意味しますから、安全な場所で動けない時期を過ごす…これが爬虫類の冬眠です。冬眠…というよりも休眠や冬越し、と言った方がいいかもしれません。

 さて、クマも冬眠することで知られています。「え、違うよ、あれは冬ごもりだよ」という人もいるかもしれません。でも最近の研究では体温の低下、呼吸数、脈拍数の低下など、活動時とは異なる状態にあることからこれも「冬眠」である、ということがわかってきたそうです。

 ひんやりする話題でしたが、どうでしたでしょう?冬を感じて、ちょっとは涼しくなりましたか?(^ω^)気になった方はぜひ、詳しく調べてみてくださいね!

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