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第12回測量コンテストを開催、学生チームが自作機器部門で総合優勝
 9月10日、香美市内の香美市地域コミュニティーセンター(旧佐岡小学校)において「測量コンテスト in 佐岡」を開催しました。

 会場の旧佐岡小学校は平成23年に廃校となり、現在は地域のコミュニティーセンターとして活用され、本学研究者も同センターを地域コミュニティー創成の拠点として活動していることから今回の会場に選定したものです。

 本コンテストは、機器の使い方さえ教われば誰でも測量ができるようになった今、測量の原理・原則に立ち返り競い合うことで楽しみながら技術力を養うきっかけとなるよう、システム工学群 国土情報処理工学研究室 高木 方隆 教授らが発案し、本学が主催で2006年から継続して開催しているもので、今回で12回目を迎えました。

 測量精密機器を利用して測量する精密機械部門と、物差しや分度器、巻き尺やカメラなどの身の回りの道具を利用して測量する自作機器部門、測量機器をレンタルし、誰でも参加もできる一般部門の3部門があり、精密機械部門と一般部門は測量精度を重視し、自作機器部門は測量のアイディアを重視して審査されます。

 今回の課題は「旧佐岡小学校の時計(針が回転する中心)の地面からの高さを測る」といったもので、残暑厳しい晴天のグラウンドで、これまで学んだ知識と日頃の実習経験を活かし、高校、大学などの計15チームが暑さや制限時間と戦いながら計測精度を競い合いました。

 審査の結果は以下のとおりで、自作機器部門では本学学生チームが、テレビ回転台と単眼スコープ、水準器などを駆使した測量機器を使いこなし、見事総合優勝に輝きました。

 審査講評では、審査委員長の村井 俊治 東京大学名誉教授が「回を重ねるごとに参加者の測量精度は高まり、精密機器部門では、今回1/1000mの精度を競うチームが何チームかあるなど、技術力が非常に高く、素晴らしい結果でした。ただ、自作機器部門の参加が少ないのは残念であり、ぜひ次回は沢山の方々に挑戦していただきたい」と締めくりました。 

 自作機器部門で総合優勝した高知工科大学Bチームのシステム工学群4年生 大月 佑太さんは「回転テレビ台に測量の主軸を設置し、回転させて2点の測量を一回の工程でできるよう工夫し、大幅な時間短縮を図りました。また6ヶ所に水平器を設置し、機器の精度を高める工夫を施しました。今回総合優勝をさせていただきましたが、数値結果には満足していないです。次回はさらに精度を高め、誤差を大幅に減らすよう後輩に引き継いでいきたいです」と意気込みを語ってくれました。

 また、京都工学院高等学校 プロジェクト工学科 指導教諭 尾崎 嘉彦さんからは「毎年、生徒たちは授業で基礎技術を学び、本コンテストに向けて1年間クラブ活動で応用技術を磨き、モチベーションを上げてきます。日ごろ努力した測量技術が十分発揮でき、いい結果を出せて良かったです。本コンテストでの生徒たちの貴重な経験は、それぞれの進路にもいい影響を与えています。来年も頑張ります」と、好成績な結果に対する喜びと、本コンテストへの賞賛のお言葉をいただきました。

審査結果:
◆精密機器部門(11チーム参加)
総合優勝:京都工学院高等学校 シビルクラブ チームE
技能賞:伏見工業高等学校 シビルクラブ チームA
敢闘賞:京都工学院高等学校 シビルクラブ チームF

◆自作機器部門(2チーム参加)
総合優勝:高知工科大学 高知工科大学B
システム工学群 4年生 大月 佑太くん
システム工学群 4年生 鈴木 滉一くん
システム工学群 4年生 宮本 直哉くん
努力賞:工業高等学校 夜も測量

◆一般部門(2チーム参加)
敢闘賞:岡山県 ミフチャンアンチャン
特別賞:佐岡協議会 チーム前田

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kochi-tech.ac.jp/news/2017/003585.html (外部サイトへ移動します)