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学長あいさつ
国立大学法人 宮城教育大学長 見上 一幸

 宮城教育大学は、東北における教育の広域拠点型大学として、優れた教育者を世に送り出す使命を持っています。この使命を果たすべく「教育の未来と子どもたちの未来のために」を合い言葉に、全学が一体となって教育環境の向上に努めています。将来、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教師を志す人、教育の課題に強い関心を持ち、人間力豊かな人、さらには教職大学院や修士課程で研鑽を積みスクールリーダーとして教育に貢献しようとする意欲ある人に、是非、入学して欲しいと思います。

 本学には、初等教育、中等教育、特別支援教育の3つの教員養成課程があり、教育学や特別支援教育は言うまでもなく、自然科学や芸術を含め全教科の分野が揃っています。特に特別支援教育では、全領域の教員が充実しており、学生は優れた教授陣の指導の下で、豊かな教養と専門性を深めることができます。また、昨年度、教員キャリア研究機構を設立し、研究機能を一層高めることになりました。他の教員養成大学や学部とも連携を取りながら、教育現場の様々な課題を解決するために先導的な研究にも取り組んでいます。

 宮城教育大学では、防災教育、小学校英語教育、ICT教育を始め、様々な教育トレーニングを受けられ、皆さまが希望すれば小学校、中学校、特別支援学校などの中から複数の教員免許状を取得することも可能です。また、教員になるための就職活動を支援するキャリアサポートセンターなど、キャリア支援機能も充実しています。

 本学は教師にとっての大切な資質・能力として、特に「人間力」を重視しています。その力を高めるために、カリキュラム以外でも自主ゼミ、サークル活動、ボランティア活動、留学生との交流など、豊かなキャンパスライフのための環境整備と活動支援をしています。

 また、次世代のグローバル人材を育てる教師は、自分自身がグローバルな視野を持たねばなりません。そこで、国際交流でも8か国、11の高等教育研究機関や大学と連携協定を結び、短期海外研修や留学のための環境の充実化を進めています。現在、教員研修のための学生など、海外からの多様な留学生を受け入れる一方で、日本人学生には、短期の英語研修、長期の留学など様々なメニューを揃えています。

 宮城教育大学は、一昨年創立50周年を迎えました。その歴史の中で、これまで18,000名を超える卒業生は、東北各県や首都圏を中心に、全国各地で幼稚園から大学までの教員、教育委員会などに勤務する教育職員、更に教育関係企業など、教育の分野で大いに活躍しています。また、学部卒業後も、研究をより深め、教育実践力を高めたい人には、大学院教育学研究科(2年課程)に、修士課程と専門職学位課程(教職大学院)を設置するなど、発展的な学習環境を備えています。

 東日本大震災から6年が過ぎ、子どもたちの心の問題など、被災地では教育復興にとって一層重要な時期を迎えています。本学に入学を希望される皆さまには、被災の悲しみを心に秘めた子どもたちに寄り添い、希望を与えられる教育者として、社会に貢献していただきたいと思います。宮城教育大学は、皆さまに優れた教育環境を提供し、卒業後も教師として生涯学び続けることができるように、様々な形で応援を続けます。是非、皆さまが宮城教育大学で学び、自分を高めて、教育の未来を支えてくださることを期待しています。