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環境科学部環境建築デザイン学科4回生の学生が、平成29年度日本造園学会関西支部大会研究・事例発表において関西支部賞を受賞しました
 環境科学部環境建築デザイン学科4回生の冨田マリンさんが、「平成29年度日本造園学会関西支部大会研究・事例発表セッション(2017年10月15日淡路景観園芸学校にて開催)」において関西支部賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

 本賞は、「日本造園学会関西支部大会」の研究・事例発表セッションにおいて、口頭およびポスター発表を行った若手講演者の中で優秀な発表者に贈られるもので、本年は44件の発表の中から7件の講演が選ばれました。

■講演の概要
<著者>
冨田マリン

<題目>
 「断層地形が生み出した景観-京都15庭園の新しい見方」(口頭発表)

<講演の内容>
 京都は三方を山に囲まれた盆地状の地形であり、山との境目には断層があります。一方、そのような山の斜面と向き合う形で数多くの美しい庭園が存在します。断層由来の斜面地形が、庭園の景観要素として、どのように活かされているのか、詳細な研究がなされたことはこれまでありませんでした。

 そこで、断層の近くに立地する天龍寺庭園をはじめ代表的な15庭園を対象として、丁寧なフィールドワークを行い、景観の構成や地形区分との関係について分析をしました。

 その結果、斜面地形の輪郭線自体が景観要素となる場合があること、および、石組・モミジ・低木刈込といった景観要素の土台となることがわかりました。さらに、断層両側の地形区分の違いや、斜面地形の人為的な改変によって、斜面地形の見え方が異なることもわかりました。

 本研究を契機として、地形との関係性という新しい観点からの庭園意匠研究が展開すると期待されます。